ゴルフでスコアが伸び悩む最大の原因は、アプローチが下手なことにあります。
ドライバーはそこそこ当たるのに、グリーン周りで何打も無駄にしてしまう……そんな経験はありませんか?
実は、多くのアマチュアゴルファーがスコアの4割前後をアプローチとパターで失っていると言われています。
しかし安心してください。
アプローチは「センス」や「才能」ではなく、考え方と基本を少し直すだけで誰でも改善できる技術です。
この記事では、
- アプローチが下手になる根本原因
- 下手な人が無意識にやっているNG行動
- ミスを激減させる基本の打ち方
- 今日から効果が出る練習法
- スコアが安定するクラブ選び
を、専門用語を極力使わず、初心者〜中級者向けにわかりやすく解説します。
Contents
アプローチが下手だと感じる人に多い悩み
まずは、多くのゴルファーが共通して感じている悩みを整理しましょう。
- ダフりやトップが止まらない
- 距離感がまったく合わない
- 寄せようとするとミスが増える
- 練習場ではできるのにコースだと失敗する
- ボールが上がらない、または上がりすぎる
これらに1つでも当てはまるなら、原因は**技術不足ではなく「考え方のズレ」**である可能性が非常に高いです。
ゴルフのアプローチが下手になる主な原因
スイングが大きすぎる
アプローチが苦手な人ほど、フルスイングに近い動きをしてしまいがちです。
- 距離を出そうとして大振りになる
- インパクトが毎回バラつく
- 再現性が極端に下がる
アプローチは「強く当てるショット」ではありません。
振り幅で距離を管理するショットだと考えましょう。
手打ちになっている
手先だけでボールを当てにいくと、
- ヘッドの入射角が安定しない
- ダフり・トップが頻発する
- 距離感が合わなくなる
という悪循環に陥ります。
アプローチほど、体と腕の同調が重要なショットはありません。
体重配分が間違っている
下手な人に多いのが、
- 構えた時点で体重が右足寄り
- インパクトで体が起き上がる
この状態では、必ずボールの手前にヘッドが落ちやすくなります。
体重は最初から左足6〜7割が基本です。
ボール位置が毎回違う
アプローチが安定しない人ほど、ボール位置がバラバラです。
- 右すぎ → ダフりやすい
- 左すぎ → トップしやすい
基本はスタンス中央〜やや左。
まずはこの位置を毎回同じにするだけで、ミスは大きく減ります。
番手選びを間違えている
アプローチが苦手な人ほど、
- とりあえずSW
- いつも58度
という選択をしがちです。
ロフトが寝ているクラブほど難易度は高く、ミスが出やすいことを覚えておきましょう。
アプローチが下手な人ほどやりがちなNG行動
以下は、スコアを崩す典型的なNG行動です。
- 常にピンを直接狙う
- 無理にボールを高く上げようとする
- どんな距離でも同じクラブを使う
- ナイスショットを打とうと力む
アプローチの目的は「寄せること」ではなく、
次を簡単にする場所へ運ぶことです。
アプローチが劇的に上達する基本の打ち方
構え方の基本
まずはアドレスを整えるだけで、ミスの半分は消えます。
- スタンスは肩幅より狭く
- 体重は左足6〜7割
- ハンドファースト
- フェースはスクエア
構えが8割。これは決して言い過ぎではありません。
振り幅と距離感の考え方
距離を合わせようとして力を入れるのはNGです。
- 10y → 腰から腰
- 20y → 胸から胸
- 30y → 肩から肩
というように、振り幅=距離で覚えましょう。
力感を変えないことが、距離感安定の近道です。
ハンドファーストを作るコツ
インパクトで、
- 手元がヘッドより目標側
- ロフトが自然に立つ
この形ができると、
- クリーンヒット
- 低く出てランが出る球
が自然に打てるようになります。
転がし中心の考え方(ランニングアプローチ)
アプローチが下手な人ほど、転がしを増やすべきです。
- ミスに強い
- 距離感が合いやすい
- 再現性が非常に高い
「上げないと越えられない場面」以外は、
転がしが正解と考えてください。
下手な人ほど効果が出るアプローチ練習法
振り幅を固定する練習
- 腰の高さ
- 胸の高さ
- 肩の高さ
それぞれで何ヤード飛ぶかを把握しましょう。
距離感は「感覚」ではなくデータで作るものです。
1球打ち練習を取り入れる
連続打ちは実戦では役立ちません。
- 毎回構え直す
- 目標を変える
- ルーティンを作る
コースを想定した練習が、スコアに直結します。
自宅でもできる簡単ドリル
- ボール手前にタオルを置く
- ボールなしで素振り
- パター感覚での転がし練習
これだけでも、インパクトの安定感は確実に向上します。
アプローチが下手な人におすすめのクラブ選び
- PW:転がし中心・最も簡単
- AW:距離調整しやすい万能クラブ
- SW:バンカー・高い球専用
最初はPWとAW中心で十分です。
ロフトが立つほど、アプローチは簡単になります。
アプローチは「上手くしよう」としない方が上達する
アプローチが上手い人ほど、
- あえてピンを外す
- 安全な方向を選ぶ
- 2パットで済む場所を狙う
という考え方をしています。
寄せようとしない方が、結果的に寄る。
これがアプローチ上達の本質です。
まとめ|ゴルフのアプローチは原因を知れば必ず改善できる
アプローチが下手なのは、才能の問題ではありません。
- 原因を知る
- 考え方を変える
- 基本を徹底する
これだけで、スコアは確実に変わります。
まずは
「転がし中心・小さな振り幅・左体重」
この3つだけを意識してください。
アプローチは、ゴルフで最も短期間で差がつく技術です。
ぜひ、次のラウンドから実践してみてください。