ゴルフ始めてみたけど、思ったより難しい・・・。
初心者でも上達できる練習方法ってないのかな?
こんにちは、けんてぃです。
今回は、ゴルフ初心者の方に向けて、正しい練習方法や上達のための心構えについて記事を書いていきます。
実際にゴルフを10年以上続けている私が、上達につながった方法を書いていくのでぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- ゴルフの上達の心構えは「楽しむこと」
- まずはアドレスを覚えよう
- スイングはビジネスゾーンから練習しよう
- スコアを上げるなら飛距離よりもコントロール
- スクールに行かなくても上達できるけど、時間短縮したいなら検討もあり
Contents
ゴルフ初心者が上達するために必要な心構えとは?
まずは、ゴルフが上達する心構えについてお伝えしたいと思います。
結論から言うと、「ゴルフを楽しむこと」です。
他のスポーツでも同じですが、自分が楽しいと思えないと上達ってむずかしいです。
そのため、上達のためにはゴルフを楽しいと思う気持ちが必要です。
ゴルフがうまくなりたい!と思っているということは、すでにゴルフが楽しいと思っている証拠かもしれませんが・・・。
ゴルフを楽しむ気持ちがあれば、もっと上手くなりたいという気持ちも湧いてきます。
「ゴルフを楽しむ」といっても自分だけが楽しんでいてはいけません。
同伴者や前後の組など、まわりの人も一緒に楽しめる気遣いをすることが大切です。
この心構えがあるかないかで、今後の上達に大きな影響があると思っています。
この先でご紹介する練習方法は、ゴルフを楽しむことを忘れずに実践していってくださいね。
ポイント
- ゴルフを上達させるために必要なのは、楽しむこと
- 同じ組の人や前後の組の人も楽しめるような気遣いを持とう
- 楽しければ練習を続けることができる
ゴルフ初心者のための練習方法
ゴルフ上達のための心構えについて知ったところで、実際の練習方法を紹介していきます。
ステップごとに練習方法を記載しているので、気になったところから読んでもらっても大丈夫です。
これから紹介する練習は、7番アイアンで行うことをおすすめします。
その理由は、初心者ゴルファーの練習に適したクラブだからです。
クラブの練習する順番については、以下の記事を参考にしてみてください!
ステップ1握り方を覚えよう
まずは基礎中の基礎であるグリップから覚えましょう。
初心者が最初に覚えたいのはグリップの握り方です。
グリップの握り方が正しいだけでもスイングが安定します。
グリップの握り方は3種類あります。
グリップの握り方
- オーバーラッピンググリップ
- インターロッキンググリップ
- テンフィンガーグリップ
まずは全部試してみて一番「しっくりくる」と思った握り方をしましょう。
直感でもOKです。
オーバーラッピンググリップ
オーバーラッピンググリップは、もっともポピュラーな握り方と言われています。
右手の小指を左手の人差し指に乗せるようにして握ります。
右手主導でスイングしやすくなり、手首も程よく動かすことができます。
インターロッキンググリップ
インターロッキンググリップは、右手の小指と左手の人差し指を絡めるようにロックして握ります。
オーバーラッピンググリップよりも、両手の一体感があります。
手が小さめの方におすすめで、手首の動きもロックされるため無駄な動きが少なくなります。
テンフィンガーグリップ
テンフィンガーグリップは、指を絡めることなく10本の指でグリップを握ります。
両手首が使いやすく力のない方でも振りやすいですが、手首を使える分無駄な動きが多くなる可能性があります。
あまり初心者向きではありません。
何度か試してみて、一番しっくり来るやつを選びましょう。
もちろん、途中で変えてもOKです。
グリップについては以下の記事でも解説しているので参考にしてみてください!
【必読】ゴルフ初心者のための練習で意識するべき5つのポイント
ステップ2構え方を覚えよう
続いて、構え方を覚えましょう。
ゴルフでは構えることを「アドレスをとる」なんて言い方をします。
ゴルフのスイングは、アドレスと握り方で8割くらい決まります。
それくらい構え方と握り方は大事なポイントです。
初心者の方は意外とアドレスをおろそかにしがちなので、注意してください。
アドレスのチェックポイントは以下の5つです。
ポイント
- 握り方は正しいか
- ボールの位置は適切か
- 前傾姿勢は適切に取れているか
- 足、膝、腰、肩のラインは平行か
- 無駄な力が入っていないか
ちょっと多いですが、大事なのでちゃんと一つずつチェックしましょう。
握り方は正しいか
先程グリップについて解説しましたが、アドレスを取る際には握り方が正しいかしっかりチェックしましょう。
グリップを見たときに、拳が見えすぎていたり、ギュッと力を入れすぎたりしていませんか?
構える前は正しく握れていても、構えた後に握り方が変わっていることもあるので注意です!
ボールの位置は適切か
特に初心者は適当になりがちなボールの位置ですが、重要なポイントだったりします。
ボールの位置が遠すぎたり近すぎたり、右に寄りすぎていたり左に寄りすぎていたりすると上手く打つことができません。
ボールと体との距離は、構えたときにグリップエンドと体が拳一つ分くらいになるように調整しましょう。
ボールが遠すぎるとグリップエンドも遠くになり、近すぎるとグリップエンドと体の距離も近くなります。
次に、ボールの左右の位置についてです。
クラブによって適切なボールの位置は異なります。
ドライバーなら、左足の内側のライン上、7番〜9番アイアンはちょうど左右の足の中心くらいがちょうど良いとされています。
ドライバーと7番アイアンの間に当たるクラブは、番手が上がるにつれてボール0.5個分ずつくらい左にずらすとちょうど良い位置になります。
明確な正解があるわけではありませんが、自分がベストだと思うボールの位置を見つけることも重要です。
前傾姿勢は適切に取れているか
続いて前傾姿勢についてです。
ゴルフでは、アドレスを取る際に前傾姿勢を取ります。
前傾姿勢を取る際には2つのポイントがあります。
ポイント
・腰から曲げる
・30度くらいを意識する
前傾姿勢を取る際には腰から曲げることが大切です。
背中を丸めることで前傾姿勢を取ったつもりになっている場合がありますが、それは正しい姿勢ではありません。
しっかりと腰から曲げることを意識しましょう。
クラブのシャフトを腰に当てながら前傾姿勢を取ると腰から曲げやすくなります。
また、前傾姿勢の角度は30度くらいを意識しましょう。
あくまでも目安となりますが、毎回同じ構え方ができるように意識することがおすすめです。
足、膝、腰、肩のラインは平行か
ようやくチェックポイントも4つ目です。
次にチェックしたいのは、足や膝、肩などのラインについてです。
これがすべて目標方向に対して平行に並んでいるかチェックしてみてください。
どれか一つでもラインがズレていると、ミスショットの原因になります。
冒頭でもお話しましたが、アドレスでスイングのほとんどが決まります。
ミスショットの原因となるものは、なるべく排除しておくのが基本です。
無駄な力が入っていないか
ラストです。ここまで来たら、ほとんどアドレスは完璧だと思います。
最後にチェックするのは、無駄な力が入っていないかです。
どうしても緊張したり、飛ばそうと考えたりすると余計な力が入ってしまいがちです。
アドレスのチェックができたら打つ前に一度リラックスしましょう。
私は、肘と膝を緩めて脱力するようにしています。
関節を緩めると、自然と全身の力が抜けます。
他にも、深呼吸をすることやグリップをギュッと握ってから力を抜くなど、無駄な力を脱力する方法はさまざまです。
自分なりの方法を編みだすのもOKですよ!
ステップ3ハーフスイングを覚えよう
ここまで長かったですね・・・。
いよいよ、スイングの練習に入ります。
スイングの練習ですが、まだフルスイングはしません。
まずはハーフスイングでインパクトゾーンの動きを整えます。
詳細は、以下の記事が参考になるのでぜひ読んでみてください。
https://www.kenty-dokusho.com/2020/12/30/golf/
ハーフスイングは、ビジネスゾーンとも呼ばれゴルフのスイングの中で重要な部分です。
地味ですが、ドライバーの飛距離をアップさせることやアプローチで狙ったところに落とすことなど、ゴルフ技術の基礎になる部分です。
女子プロの古閑美保選手は、調子が悪くなったらハーフスイングだけでラウンドすることもあるそうな・・・。
ハーフスイングは、時計の針で言うところの9時から3時までの振り幅です。
ハーフスイングを行う際のポイントは以下の3つです。
ポイント
- 腕だけで振らないこと
- 三角形を意識すること
- 体重移動を感じること
一番のポイントは、腕だけで振らないことです。
ハーフスイングは、スイングの振り幅が小さいので、特に力のある男性などは腕だけで振ってしまいがちです。
それでは安定したショットにはなりません。
腕の力は極力使わず、体を回転させることで打ちましょう。
そのためには、両肩と手を結んだ三角形を崩さないで打つことを意識しましょう。
腕だけでクラブを持ち上げると三角形が崩れますが、体をつかったスイングをすることで、三角形を崩さずにスイングすることができます。
体をつかったスイングができると、右から左へと体重移動が起こります。
腕だけで振ると体重移動できないので、体重移動ができているかどうかにも注目しましょう。
ステップ4フルスイングしてみよう
ハーフスイングで上手く打てるようになったら、フルスイングもしてみましょう。
やっぱりゴルフは思い切り打つのも楽しいですからね。
フルスイングをする際に気をつける点は以下の3つです。
ポイント
- スイングが大きくなりすぎないように
- 手打ちではなく体を使う
- ハーフスイングの延長を意識する
フルスイングをするときに気をつけたいのは、スイングが大きくなりすぎないことです。
大きく振ったほうが飛距離とか出そうじゃない?と思った方もいるかもしれません。
スイングが必要以上に大きくなると、スイング軌道がブレてミスショットにつながります。
スイングが大きくなりすぎる原因は、手打ちになっていることや無駄な力が入ってしまっていることです。
体を使ったスイングができていると、バックスイングでクラブを上げられる高さに制限がかかります。
手打ちの場合は腕の力で大きく上げてしまうのです。
また、飛ばそうという意識から無駄な力が入ってしまうことも原因の一つです。
ハーフスイングの延長であることを意識して、スイングが大きくなりすぎないように注意しましょう。
ハーフスイングの練習では、腕の力を使わないように振ることを意識してきました。
フルスイングも、その延長だと思って振ることで、脱力したスイングができるようになります。
以上の点に注意して、ハーフスイングからフルスイングにステップアップしてみましょう!
ステップ5 色々なクラブでコントロールを意識して何度も打とう
フルスイングまできたら、最後のステップです。
いろいろなクラブを使ってどんどん球を打っていきましょう。
しかし、何も考えずに打ってもあまり良い練習にはなりません。
ここでは、初心者向けに「これだけ意識すればよい」というポイントをお伝えします。
それは「コントロールを意識して何度も打つこと」です。
具体的には、同じ場所に向かって何度も打ちます。
そうすることで、スイングの再現性が高くなり、距離感もつかめるようになります。
後述しますが、スコアアップのためにはボールコントロールが非常に重要です。
飛距離も出したい!と思うかもしれませんが、コントロールを意識することで次第に飛距離も伸びていきます。
コントロール性を上げようとすると、常にクラブの芯でボールを捉える必要があるため、芯に当てる力が身につきます。
クラブの芯に当てたほうが飛距離が出るため、飛距離アップにもつながるのです。
各クラブの練習方法については以下の記事からどうぞ!
(参考)コースデビューの目安は?
この記事では、ゴルフ初心者の方向けの練習方法について書いていますが、ゴルフ初心者の方が気になる疑問として「いつからコースデビューできるの?」があります。
結論から言うと以下の点をクリアしていれば、問題なくコースデビュー可能です。
ポイント
- アプローチからドライバーまでのクラブが打てるようになる
- 大きく左右に曲がるショットが少なくなる
- パターの練習をした事がある
- 最低限のルールやマナーが頭に入っている
コースデビューの際は、可能な限り経験者と行くのがおすすめです。
初心者だけではプレーが遅くなってしまったり、ちょっとしたマナーやルールがわからなくなってしまったりするためです。
ルールやマナーについては以下の記事でもまとめているので、コースデビュー時にはぜひ参考にしてみてください!
ゴルフ初心者がスコアアップのために意識すること
ゴルフ初心者の方向けの練習方法についてご紹介しましたが、次にスコアアップのために意識することを解説します。
結論から言うと「コントロールを良くする意識」です
練習で打つのが上手くなったり、飛距離が出せたりするようになっても、スコアアップに繋がらなければ意味が無いですよね。
ここでは、練習で培ったスイングをスコアアップにつなげる方法について解説していきます。
スコアアップには飛距離や上手く打つことよりもコントロール
冒頭で、結論をお伝えしましたが、スコアアップに必要なのはコントロールです。
練習場で上手く打つことや飛距離を出すことよりもスコアアップに直結します。
理由は後述しますね。
初心者によくある悩みとして挙げられるのが、練習場は上手く打てるのにラウンド本番ではスコアが微妙・・・。というパターン。
コントロールを良くするだけで、上記の悩みは解決できます。
コントロールが良いことによるメリット
コントロールを意識すると何が良いのでしょうか。
それは以下の3つのメリットがあるためです。
ポイント
- 狙った球が打てるのでコースマネジメントができる
- 大きなミスの原因を防ぐことができる
- 力を抜いてスイングすることができる
狙った球が打てるのでコースマネジメントができる
コースマネジメントと聞くと、上級者がやることじゃない?と思う方もいらっしゃると思います。
私は初心者こそコースマネジメントを意識してプレーするべきだと思っています。
今の自分の実力で少しでもスコアを良くするにはどうしたらよいか、もっとスコアを良くするにはなにが足りないのかを把握することができるようになるためです。
しかし、ある程度コースマネジメントができるようになるためには、狙った球が打てるようになる必要があります。
コントロールを意識すると狙った球が打てるようになり、コースマネジメントができるようになっていきます。
コントロールを良くする方法はある?
コントロールを良くするためには以下の練習を行いましょう。
ポイント
- アプローチで狙ったところに打つ
- ドライバーで狙った範囲に落とす
最初に行いたいのはアプローチショットです。
アプローチで狙ったところに球を打つことによって、コントロールを意識する感覚を養うことができます。
練習場では、ちょっともったいない気がするアプローチ練習ですが、めちゃくちゃ重要なので必ず取り入れるようにしましょう。
10球打ったら9球は狙ったところに落ちるようになると安心です。
アプローチばかり上手くなっても、スコアは良くならないのでドライバーも練習します。
といっても、飛距離を出す練習ではなくコントロールを良くする練習です。
ドライバーで一番怖いのは、左右に大きくそれることでOBになることや、OBまで行かなくても林の中に入ってしまうことです。
こういったミスショットは、スコアを大きく崩す原因になってしまいます。
左右に大きく曲がるミスを無くすために、練習場ではある一定の範囲内にボールが落ちるように意識しましょう。
上記記事の練習を行うことで、ドライバーのコントロール性を上げることができます。
セカンドショットをフェアウェイから打てる可能性が格段に高くなります。
ゴルフのスコアアップには、ミスショットを減らすことが鍵になります。
フェアウェイから打てるだけでもミスショットの可能性を大きく減らすことができるので、ぜひ意識してみてください。
(参考)ゴルフスクールには通ったほうが良いのか
ゴルフスクールに行くべきかどうかでいうと、私は通ったほうが良いと思っています。
どんなに自分で勉強して練習していても、自分では気が付かない課題や癖がついてしまいます。
そんなときにゴルフスクールに通っていると、プロの指導者が気づいて指摘してもらうことができるのです。
私自身もスクールに通っていましたが、確実に上達の助けになったことを覚えています。
ただ、一点注意したいのは、スクールに頼り過ぎも良くないのかなと言うことです。
ゴルフスクールでは、良くも悪くも教科書的な教え方をしてもらうことができます。
しかし、人によっては教科書的なやり方が合わない場合があることも事実です。
その場合、どうしても自分で考えて、調べて改善していくことが必要になります。
まとめると、ゴルフスクールは基礎を学ぶのは適しているが、上達するには通うだけでなく自分で考えることも必要、ということになります。
いまよりもっと上達したいと考えていて、まだスクールに通ったことがない方も選択肢の一つとして考えるのも手です。
スクールに通うまで行かなくとも、無料のスイング診断を受けてみるのもおすすめです。
都内に在住の方なら、以下のスクールは初心者向けとなっておりおすすめです。
以下のスクールでは完全マンツーマンで、数値から見た科学的なレッスンを受けることができます。
科学的に確実な上達がしたい方にはおすすめです。
ゴルフ初心者のための練習方法まとめ
ゴルフ初心者が上達するには、楽しみつつ基礎を覚えるかが重要です。
また、飛距離を伸ばすことよりもコントロールを意識した練習が、スコアアップには効果的です。
ゴルフは奥が深いスポーツなので、ぜひこれからも一緒に楽しんで勉強していきましょう!
ポイント
・ゴルフは楽しむことが大事
・基礎を覚えることが大事
・飛距離よりもコントロールが大事